【L01】【3】総意ラインを引く

「総意ライン」とは、こちらの記事で「二次手法」として掲載されている画像に引かれているような線の事です。

総意ライン

【3-1】「総意ライン」を表示する

説明の中には古い画像も混ざっておりますが、ドル円の日足で説明を行っておりますので、ここでは、L01はドル円の日足のチャートに適用して作業を行ってください。

1.ZigZagを取得する

設定箇所はこちらです。

「true」

2.「Autoモード」をON

設定箇所はこちらです。

「true」

こちらはパネルボタンで代用可能です。
パネルボタンを利用する場合は、こちらは「false」のままにしておいてください。

3.「総意ライン」をON

設定箇所はこちらです。

「true」

4.「総意ライン(1)」をON

設定箇所はこちらです。

「true」

【3-2】調整する

1.「捜索エリア」を変更

昨年4月15日時点でどのような予測線が設置されていたかを調べてみます。
まず、左の垂直線を、2019年1月2日の位置に移動させてください。
次に、右の垂直線を、2019年4月15日の位置に移動させてください。

2.「ZigZag」のパラメータを変更

「ZigZagマネージャー」1番の、ZigZagのパラメータを下記のように変更してください。

☆ラインを更新するには、垂直線をクリックしてください。

ZigZagが少し細かくなりました。

3.「許容レート差」を変更

【Autoモード】【総意ライン】【設定(1)】>【(1)許容レート差】を下記のように変更してください。

0.02 → 0.03

※「pips入力モード」の場合は、「3」です。

☆ラインを更新するには、垂直線をクリックしてください。

これで、主要な3本のラインが確認できる状態となりました。
(ブローカーや口座によって異なります)

総意ラインにつきまして、より深く理解するためには、以降の内容をご覧ください。

ラインが「効いている」とは?

こちらのような状態です。

そして次に、「許容レート差」を用いて「効いている」の判断を行います。

頂点を抽出する方法

線を引くためには、頂点が必要です。その為に、本EAでは、ZigZagまたはFractalsを利用致します。こちらはEAが自動的に行うことですが、頂点の抽出を細かくしたり、あるいは大雑把にしたりといった設定を行う際に必要な知識となります。ご面倒な場合は飛ばしていただいて構いません。

ZigZagは細かい頂点を拾うのが苦手です。細かい頂点を拾おうとしてパラメータを小さくすると今度は、顕著な頂点の取りこぼしが増える欠点があります。
一方、Fractalsは細かい頂点を拾うのが得意です。但し、例えば、ZigZag6-5-3の頂点全てをカバーしようとすると、Fractals2-2くらいとなり、かなり頂点数が多くなってしまいます。
Fractalsの方が肝心な頂点を拾い損ね難い印象ですが、ZigZagは頂点を常に上下に拾ってくれる(パラメータが小さ過ぎるといびつになります)のに対し、Fractalsは上下のリズムなどお構いなしです。
どちらかが完全上位互換と言う事はありません。

こちらはパラメータを最小にした極端な例です。

Fractalsは問題ありませんが、ZigZagが、肝心な頂点を拾い損ねている様子が確認できます。

捜索エリア

ここまでで揃った要素は下記の二つとなります。

■1.「頂点」・・・ラインを引く根拠
■2.「許容レート差」・・・効いている基準

しかし、あと一つ要素が必要です。それは、
■3.「捜索エリア」
です。

こちらは、下記の条件で捜索させた画面です(全てEAの初期値です)。
■1.「頂点」・・・ZigZag6-5-3(初期値)
■2.「許容レート差」・・・0.020円(初期値)
■3.「捜索エリア」・・・2019年2月11日 – 2020年2月13日(261本)(初期値)

捜索エリアの調整

左右の垂直線をドラッグする事により、捜索エリアを調整できます。
(垂直線をマウスでダブルクリックして選択状態とした後にドラッグして動かしてください)

※「捜索エリア」は、ラインの更新タイミング(ローソク足の更新時)で自動的にリセットされます。(初期値は261本)

ラインを間引く

ワンタッチ機能を利用しつつ、余計だと思われるラインを取り除きます。

ラインの太さを変更 キーボードのフルキー「1-5」 + マウス左クリック
ラインの色を変更 キーボードのフルキー「6-0」 + マウス左クリック
ラインを削除キーボードの「x」 + マウス左クリック

MT4のクリック適用範囲はかなり広い為、関係のないラインを消してしまうことがありますので、チャートを「+」ボタンで拡大して作業を行ってください。Undoができれば一番なのですが、未搭載です。

※複数のラインが重なっていて分かり難いことがあります。

コマンドを付与する

トレンドラインを編集しなくても、 ワンタッチ機能を利用して手軽にコマンドを埋め込む事が可能です。

反射キーボードの「Shift」 + マウス左クリック
ドテンキーボードの「d」 + マウス左クリック
クローズキーボードの「c」 + マウス左クリック
無効化キーボードの「v」 + マウス左クリック

※コマンドは一部抜粋。

※自動的にコマンドを埋め込まない、ライン描画のみのモード(初期値)の場合は、コマンドを埋め込んだラインの視認性を向上させる機能が強制的にONとなります。

ライン更新のタイミングを変更する

設定箇所はこちらです。

初期値は「c」(ローソク足更新時)
mn:月一回(一日に更新)
w:週一回(月曜日に更新)
d:毎日(00:00に更新)
c:ローソク足更新時

総意ラインの制御構造

こちらを理解しておくと設定が容易になりますので、是非覚えておいてください。

1.「ZigZagマネージャー」で頂点を抽出する

「ZigZagマネージャー」には三つの頂点抽出エンジンが搭載されております。
例えば、
1番:ZigZag6-5-3
2番:ZigZag12-5-3
3番:ZigZag36-5-3
と言った具合です。

これらは、パラメータを変更したり、あるいは、ZigZagの代わりにFractalsを用いる事も可能です。

2.「基点」「支点」「終点」を設定する

「ZigZagマネージャー」で抽出しておいた頂点を、「基点」「支点」「終点」に割り当てます。
初期値では、
基点:1番
支点:1番
終点:1番
となっております。
この場合、「ZigZagマネージャー」の「2番」と「3番」は使っていない、と言うことになります。

「基点」から「支点」に渡したラインの延長上にある「終点」が、「許容レート差」圏内にあれば、「効いている」と判断されます。

3.チャート上にラインが設置されます

ラインの引き方には、二種類あります。
・「基点」→「支点」のライン(実線)
・「基点」→「終点」のライン(点線)
EAの設定に従い、いずれか一方、あるいは両方がチャート上に設置されます。初期値では両方設置されます。

Fractals のインストール

Fractals を利用するには、インストールが必要です。
こちらの手順に従って、インストールしておいてください。

ZigZagしか利用しない場合は不要ですが、Fractalsはあった方が便利だと思います。

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